栗と落花生
落花生:おれら、逃げ延びたな!?人々はなんの会話もせず悩んでいたような?
栗:どう食べるか考えてたんでしょ!
落花生:え、食べられるってなんすか?おれ、食べられるなんて初めて聞いたっす。
栗:初めて聞いたって…きみ、何を今まで考えてたんだよ!
落花生:考えてたって言っても、自分がどれだけ美味しいか、とかかな?。
栗:自分で自分が美味しいかどうかなんて考えてもしょうがないでしょ!
落花生:ちなみにおれ、煎ってもいいし、焼いてもいいし、ゆでらっか(ゆで落花生)ってのもあるんよ。
栗:それは調理法の話でしょ!僕は焼かないと美味しくないから!
落花生:焼かないとダメなの?じゃあ、おまえは、”燃えてる”んだね!
栗:燃えてるって何だよ!生きてるんだよ、生きてる!
落花生:え、生きてるって何?それもまた初めて聞いた。
栗:もういい!初めて聞いたってばかり言ってないで、話を聞けよ!
落花生:話を聞けって、おまえも栗じゃなくて、聞き栗になった方がいいよ。
栗:聞き栗って何だよ! もう、きみとは、ここでお別れだ!
落花生:しっからせい!
栗:聞き栗になれない。