枝豆：「お疲れさまでした。ぼく、えだめま。今日のとれたて出会いをたいせつに」
枝豆農家：「と、こちら、枝豆農家。」「でもさ、枝豆君、晩酌のお供になるって大変だろうな。」
枝豆：「あ、まあ、実はね…ビールに合うっていうか、ビールに溺れるっていうか…」
「いや、だから、僕、ビールに弱いんだよね…」
枝豆農家：「枝豆がビールに弱いってどういうことだよ！」
枝豆：「だってさ、ビールに浸かったら、すぐ色が変わっちゃうんだよ。」
枝豆農家：「それはお前がビールの中に入っちゃうからだろ！」
枝豆：「だから、ビールの中に入らないように、逃げるんだけどさ…」
枝豆農家：「お前は枝豆だろ！逃げるなんてできるわけないだろ！」
枝豆：「でも、なんかさ、ビールの中に入ると、すごく気持ちいいんだよね。」
枝豆農家：「それはお前がビールに溶けてるからだろ！」
枝豆：「だからさ、もうね、自分がビールに溶けても、それが人々の楽しみになるなら、僕、喜んでビールに溶けるよ。」
枝豆農家：「お前、それはただ、胃の中にいるだけだろ！」「枝豆大好き！」